2018
02.01

子供のスポーツに親としてどう向き合う?

バイリンガル教育, 海外生活ブログ

アメリカで男の子に人気のスポーツといえば

野球、サッカー、アメフト、バスケ

このあたりはテッパンですね。

うちの息子は野球をやっているのですが、サンクスギビングのホリデー中も野球のトーナメントがありました。優勝すれば、なんとインターナショナル大会(海外のチームも参加するトーナメント)への出場権が得られる大会。

頑張ってほしい気持ち、結果が伴わなかった時に落胆してしまう気持ち、自分がプレーするわけではないのでどうにもこうにも歯がゆい親の気持ち・・・。親として子供のスポーツに対してどう向き合ったらいいのかを考える良い機会になりました。

7歳といえども試合は試合。勝ってほしい、活躍して欲しいというのが親心。でもそれが行き過ぎると、子供にダメ出しばかりしてしまうことになりかねない。とはいえ何でもかんでも「頑張ったね、えらいね」というのはちょっと違う、というジレンマ。

あーでもないこーでもないと色々考え、以前読んだテニスの杉山愛さんを育てた親御さんの本の内容を思い出しました。

スポーツにおいて勝者はいつも1人、残りは全員敗者

というようなことが書いてありました。テニスでいえば、大会に10人いても100人いても勝者(優勝)はたった1人。残りは全員敗者。

・・・だから

敗者になった時に何を学ぶか、次にどうつなげるかが大事なのだ

そんな内容だったと思います。

そして「勝つ」「負ける」という点については、

相手に勝つことが目標ではなく自分最高のパフォーマンスをすることをめざす!

うーん、なるほど~。これがめざすべきものだと理解しました。

ファインプレーが出来るかもしれないし、ホームランが打てるかもしれない。

逆にエラーしてしまうかもしれないし、三振かもしれない。

私自身ハラハラするのはそういう結果、相手との相対的な関係に目が向いてしまっているからだと反省。

だから目指すべきは自分最高のパフォーマンスビックリマーク

いいな~。何かモヤモヤがとれた気分です。

では、それをどうしたら親としてサポートできるのかしら?

めざすべき目標を定めて練習

試合当日はその目標を達成することに注力

それが出来れば良しとする。そして試合に負けた場合は、ならば次は何をめざすべきか考える

そんな流れを作りたいと思います。

これは色々なスポーツ、ひいては勉強、人生にもつながる照れと大発見をしたような高揚感に浸っていますが(笑)、世間ではきっと言い古されたことですよね。

でも自分で結論に至ったので心にしみます。

めざぜ、自分最高のパフォーマンス!

 

で、今回の大事な大会。

息子と目標を決めました。

「ボールカウントを自分で数えて同じフォームで丁寧に投げる」

です。

まだ7歳、ボールカウントも考えず、ポンポン投げる傾向にあります。

ストライクが先行すれば結果オーライですが、ボールが続いてもポンポンなげてフォアボール、というのはピッチャーとして一番避けたいところ。それでも息子は、打たれる方が気分が悪いらしく、フォアボールを出しても気にしない。8人も守備がいるんだから打たせていいんだ、フォアボールの方がよっぽどダメなんだと諭しても何だか腑に落ちない様子。なので具体的にはどうすればよいか、というのを目標にしないとだめだなと思い、この目標にしました。ストライクが入るか入らないかは「結果」なので気にしない。やるべきことは「ボールカウントを数えること」「同じフォームで丁寧に投げること」。

試合当日はそれを達成することに集中!

息子も目標が定まってやりやすかったようです。

私も、変なハラハラがなくなり穏やかに見守れるようになりました。

試合の結果は・・・・

 

残念ながら準優勝。

インターナショナル大会への出場はかないませんでしたが、大事なことを学べた試合になりました。

あそこで打てれば勝てたかもしれないのに!とか

もっと練習しなきゃ!とか

私も余計なコメント言わずに穏やかに過ごせました(笑)。

みんないい笑顔♪ 野球の上達はもちろん、共に頑張る仲間がたくさんできて素晴らしい経験です。