02.01
日本人でも全米トップ3%の読解力 本好きな子を育てる方法
最近7歳の息子の読書スピードに追いつけません。何てこと・・・。嬉しいやらやるせないやら。。
私は子供のころから読書より外遊び派でしたので、そんなに本を読んだ記憶がありません。大人になってからの方がよく読むようになりました。本には、テレビにもインターネットにもない独特の面白さがありますよね。世の中には山ほど本があるのに自らすすんで表紙をめくらないと知ることのできない世界。色々な人の人生や人間の知恵が詰まっている感じがとても好きです。
子供は本が好きになってくれたらいいなと思い、小さな頃からできるだけ読み聞かせをしてきました。
フルタイムで働いていたので、仕事が終わって保育園にお迎えに行き、ご飯を食べさせてお風呂に入れて・・・目の回るような日々の中でも夜寝る時の読み聞かせは習慣にしていました。そして息子は本好きになりました。
いつしか息子は自分で単語が読めるようになり、文章が読めるようになり、今では私よりずっと早いスピードで読んでしまいます。
読書力をつけるには何より「読んだ量」が影響するのだと思います。
そしてアメリカに来て2年、息子はぐんぐん読解力を上げていきました。
先日学校でリーディングレベルをはかる統一テストのようなものを受けたらしく、その結果のレポートを持ち帰ってきました。
そこには
全米の2年生のトップ3%に入るレベル、学年でいえば5年生レベル
と書いてありました。
びっくり・・・。ネイティブの子を超えているということです。いかに読書が大切か実感しました。
語彙力(ボキャブラリー)も読書を通して自然とついてきているようです。語彙力強化というと、単語帳でゴリゴリ覚えるものという感じがありますが、息子の語彙力のつけ方(つき方)を見ていると、読書を通じて自然と語彙力をあげていくという王道をあらためて感じさせられます。我が家ではほぼ100%日本語ですので、生活の中で英単語を覚える(教える)ということはほとんどありません。それでも相応の語彙力がついている理由は「読書」だろうと思います。
息子を見ていると、本を読んでいて分からない単語があっても辞書で調べたりはしません。
1.分からない単語があっても周りの文章から想像して読み進む
2.何冊も読んでいくうちに同じような場面で同じ単語が出てくるので次第と意味が分かってくる
という流れのようです。
私も息子が読んだ本を後追いで読めるだけ読もうと頑張っているのですが、その中で分からない単語がでて来た時「これってどういう意味?」とためしに息子に聞いてみると、「この場面は●●してるところだから、■■って感じの意味だと思うよ」という回答。
辞書で確かめるとだいたい雰囲気があっています。語彙はそういう風に自然と身につけていくものなんだとハッとしました。
もちろん分からなくて飛ばして読んでるところも多々あるようですが、楽しく読み進められればそれが一番。
息子の好きな本を参考としてご紹介すると、
マジックツリーハウスシリーズ (Mary Pope Osbone 著 Randam House 出版)
少し前まで息子はこのシリーズにはまっていました。シリーズもので何十冊もあります。息子は30巻近く読みました。ツリーハウスが色々な時代・場面にワープして冒険するストーリー。ストーリーが面白く、かつ歴史も学べるという優れもので大変おすすめです。アメリカの低学年の子供達に人気があり学校の図書館にもたくさんそろっています。
↓この通り。みんなが読んでボロボロですね。
それからもう一つのおすすめは
I survived シリーズ (Lauren Tarshis著 Scholastic出版)
これは実際に起きた出来事(津波や地震、9・11など)を主人公の子がその場にいあわせたかのようにストーリー仕立てにしているものです。正確に歴史(出来事)を学習できるわけではありませんが、こんな臨場感だったかも・・・と楽しく読めます。中はこんな感じでマジックツリーハウスよりも字が細かめです。
そして、息子が今はまっているのは・・・
そうハリーポッター
1冊がこんなに分厚くて字も細かい。9-12歳向けのようですが7歳で読んでいます。
さすが人気本、引き込まれるようにずーっと読んで結局7冊読み切ってしまいました。読み切った後も何度も何度も引っ張り出してきて読んでいるぐらい好き。おススメです♪
もっと小さなお子様や英語勉強し始めたばかり、というお子様向けにおすすめのシリーズは
オクスフォードリーディングツリー (Oxford University Press)
これは息子が小さい時に夢中で読んだシリーズです。
イギリスの小学校でも使用されていると公式ホームページには書いてあります。
10段階にレベル分けされているので自分にあったレベルから始められます。
何より、子供向けに絵がとっても可愛らしい。そしてストーリーにはいつも「オチ」がついているんです。
私も主人公のキッパーが大好きになりました。
これならお子様のレベルにあったものからスタートして自然とレベルを上げていけると思います。大変おすすめです!
他にもまた機会があればご紹介します。
幸いにして本好きに育ってくれた息子。「忙しいから本読んで待ってて」とか「本読もう」と言うと、「はーい♪」というポジティブな反応が返ってきます。ダイニングテーブルに本を置いておくと、すぐ手に取って読んでいます。よいこと、よいこと。
ただ、好きなのは「英語の本」に今は限定されています。日本語の本は圧倒的に読む量が少ないので、まあたどたどしいこと。確実に読みづらそうです。もっと日本語の本も読まないとと、かいけつゾロリシリーズを日本のアマゾンから取り寄せたのですが、親が読まされる羽目になっています。まあ読み聞かせは何歳になっても続けた方が良いらしいので、日本語の本の読み聞かせはしばらく続きそうです。
これは、あくまで私がゆるく実践した体験談ですのであてはまらない事もあると思います。
それでも我が家の場合は「小さい頃からの読み聞かせ」「親も一緒に本を楽しむ時間を設ける」という事を意識しただけで子供は本好きに育ってくれました。
ご家庭によって色々なケースがあると思います。もっと詳細を聞きたいというご要望があるのでスカイプ相談を始めました。
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